ご褒美の日

はたらく

保育園の連絡帳がアプリになっていて、
私は定型文をいくつか登録している。

「出張なので、何かありましたらケータイにお願いします」

今週、この定型文を送るのは二回目だ。


出先で食べるから、お弁当はいらない。

若い頃は、
上司と出かけるだけで緊張していた。

仕事の話を聞き漏らさないように。

失礼がないように。

段取りに不備がないように。


そして、
後ろに座っている人は、
気楽なものだと思っていた。

中堅になって気がつく。

後ろに座っていた人は、
いつも見守り、
ちゃんと備えていてくれたことを。


お蕎麦をご馳走になって、
食後には抹茶アイスと白玉。

アイスコーヒーを飲みながら、
仕事の話も、愚痴も、
どうでもいい話もした。

私はすっかり甘えてしまった。


ふと、
子どもたちは何を食べているだろうと思う。

働く母に、
献立表を確認する習慣はない。


兄は学童のお誕生日会でピザ。

次男は給食のリクエストメニューで、
カレーと唐揚げをおかわりしたそうだ。


なんだ。

今日、ご褒美をもらっていたのは、
私だけじゃなかった。

この記事を書いた人
なすちゃん

はたらき、そだて、ときどきあそぶ。

休日はマイクラで絶景を探しながら、理想の暮らしをコツコツ設計中。
現実では、冷蔵庫の中身と相談しながら、その日の最適解を探しています。

辛いものが好き。
映えない料理も好き。

どんな日も、食べていれば大丈夫。
そんな実感を、静かに綴っています。

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