有給休暇を取ったので、久しぶりに映画を観てきました。
映画館なんて10年・・いや15年ぶりなのですが、映画を観るのは好きで、アマゾンプライムで月に2、3作品のペースで観ています。学生の頃は、まだサブスクで観られるようなサービスに馴染みがなくて、レンタルショップに通って週に2、3作品のペースで観ていました。暇な学生って感じですよね。
映画は好きですが、映画館にはそれほど価値を見出せていなくて、トイレに行けないプレッシャーや、時間が経てばサブスクで観られると思うとお金がもったいないと思ってしまったり、時間を調整して出かけることを考えると、なかなか足が遠のいてしまうのが現実でした。
ただ、ラストマイルは観たかった!
同じ世界だという、アンナチュラルもMIU404も大好きなドラマでしたし、何より憧れの満島ひかりさんが主演。
それだけで観たい気持ちがいっぱいなので、特に映画について予習することなく、映画館に行ってきました。
感想は、すっごくよかったです。感動して大号泣・・とかではないけれど、ドキドキ、ハラハラ、なんとなく心がザワザワして、最後は納得。明日から頑張ろうと思えて、ここ最近の仕事に疲れて、怒りまくって、嫌になって有給休暇を取った私には、最高の映画でした。
映画評論をしたいわけじゃないので、ストーリーには触れないようにしたいのですが、イケイケの会社でみんな心が疲れてしまうんですよね。「お客様のため」と言いつつ、会社の最大利益のため、容赦なく犠牲を出す。最初は向上心があって、イケイケの風土に憧れて、実力主義で勝ち残りたい。だんだん苦しくなってきて、生き残るために他者を追い詰めてしまう。
私もそんなイケイケな会社に数年いたことがあって、とても共感しました。周りも病んでいる人が多くて、それでもノルマがあって、「お客さまのため」。去っていった同僚を思う暇もない。いつの間にか上司が変わっていて、アルバイトは顔すらわからない。分刻みで仕事を把握して、全てが点数で管理されている。マニュアルもしっかりしていて、異動しても初日から仕事ができる。多様性をいち早く宣言していて、日本有数のグローバル企業。
良いところもたくさんありました。高い志を持つことができた。どんどんランクを上げていって、年齢、社歴関係なく仕事を与えてもらえる。礼儀やマナーに厳しくて、アルバイトですらきちんと矯正する。方針がぶれないので、忖度が発生しにくい。
イケイケな会社の組織やマニュアルはよくできたものだなあと思います。たくさんの人を動かすが故の、よく考えられたシステム。そのシステムがあるから、やりやすい面もあると思います。
仕事を変えたからこそ思います。あのシステムがあれば、上司の説得に苦労することないのかな、なんて。上司たちの、組織の利害関係が透けて見えるような、政治的なやり取りをしなくてすむのかな、なんて。そんなことを思いつつ、満島ひかりさん、やっぱり素敵だった・・・テンション上げるために、スクリーンで着ていた服を真似してみようかな。
意識高めにサラダを食べました。(他のおかずやご飯を炊くのが面倒だっただけです)
普段ほうれん草は炒めることが多いですが、買ったばかりだったのでサラダにしました。
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