五キロの背中

そだてる

タブレットが配られた。

時代は進んでいると感心する。

でも月曜日の朝、玄関の荷物を見ると、不安になる。

測ったら五キロもあった。

入学したばかりの、体重二十キロの背中。

前に傾きながら歩く姿が、仕事中も浮かぶ。


学校も配慮している。

夏はリュック。

教科書も置いていけるものもある。

それでも、いちばん重いタブレットは毎日持ち帰り。

理由はあるのだろう。

でも使わない日まで・・・と思ってしまうのは甘い母だからか。


気づけば、子どもは少し大きくなった。

重さの話は、前ほど出なくなった。

心配ごとは、だんだん形を変えていく。


今日はスンドゥブ。

「ママちょっと辛いよ」と言いながら、ちゃんと食べる。

背中も、味覚も、

少しずつ強くなっていくのかもしれない。

この記事を書いた人
なすちゃん

はたらき、そだてて、ときどきあそぶ。

仕事にはわりと全力。
休日はマイクラで理想の暮らしをコツコツ設計中。
現実では、冷蔵庫の中身と相談しながら、その日の最適解を探しています。

仕事のこと。子どもたちのこと。
自分でもよくわからない、自分のこと。

毎日の中で妙に心に残ったことを、
食べものに着地しながら書いています。

どんな日も、食べていれば大丈夫。

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