なみなみの麦茶

そだてる

仕事を終えて、家に帰る。

夕食を済ませ、子どもたちをお風呂に入れて。
一緒に自分もさっぱりしたところで、
夜の家事が始まる。

洗濯機を回して、
その間に洗い物をして、
乾いた洗濯物を畳む。

片耳にイヤホン。
アガる曲を爆音で流す。

先にお風呂から出た長男が、
麦茶を全員分淹れてくれている。

自分が何か飲むときは、
周りの人にも声をかける。

我が家では、ずっとそう教えている。

だから長男にとっては、
きっと、いつものこと。

洗い物は減っていない。
洗濯物も待っている。

片耳のイヤホンから流れるアガる曲と、
子どもたちの「ママー、見てー!」と呼ぶ声。
そして長男が淹れた、表面張力ぎりぎりの麦茶。

そのどれも家事はしてくれないけれど、
私をちょっと機嫌よく働かせる。

この記事を書いた人
なすちゃん

はたらき、そだて、ときどきあそぶ。

休日はマイクラで絶景を探しながら、理想の暮らしをコツコツ設計中。
現実では、冷蔵庫の中身と相談しながら、その日の最適解を探しています。

辛いものが好き。
映えない料理も好き。

どんな日も、食べていれば大丈夫。
そんな実感を、静かに綴っています。

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