庭のミニトマトが、
そろそろ終わりを迎えている。
お兄ちゃんが育てているミニトマト。
そんな中、
最後と思われる一粒が赤くなった。
「ママ、これスパゲッティにしよう」
大事そうに収穫して、
私に渡してくれた。
いいね。
トマトスパゲッティにしよう。
長いこと枝にしがみつき、
真夏の日差しにも耐えてきただけあって、
切りごたえのある、
なかなか屈強なトマトだった。
さて。
これを、
トマト味のスパゲッティにしなければならない。
母はこっそり、
トマト缶を取り出した。
一粒のミニトマトに対し、
ホールトマト一缶。イタリア産。
圧倒的な物量で、
屈強なトマトを制圧する。
なすとベーコンも入れて、
無事にトマトスパゲッティが完成した。
お兄ちゃんは、
満足そうに食べている。
彼が育てたミニトマトは、
ちゃんとこの中に入っている。
果汁1パーセントジュースってところか。

