1年前、ちゃんとしたメガネを買った。
お店でフィッティングしてもらって、
気に入った一本だ。
休日なら、ほとんどこれで過ごす。
我ながら似合っている。
もうコンタクトはいらないんじゃないか。
お金もかからない。
朝の手間もない。
管理するものもひとつ減る。
そして現在、
最後の一組が私の目の中に入っている。
中堅と呼ばれるようになっても、
現場仕事からは、なかなか足を洗えない。
思えば、最初にコンタクトを買ってもらったのは、
試合中にボールが当たってメガネを壊したからだった。
「メガネを壊さないように」
ずいぶん言われた記憶がある。
大人になっても、変わらない。
空になったケースは、
型番を忘れないようにまだ取ってある。
息子たちは、絶賛ラーメンに夢中だ。
熱々の丼から、湯気が上がる。
ああ。
このときばかりは、
コンタクトに分がある。
