余命1週間のコンタクトレンズ

はたらく

1年前、ちゃんとしたメガネを買った。

お店でフィッティングしてもらって、
気に入った一本だ。

休日なら、ほとんどこれで過ごす。

我ながら似合っている。

もうコンタクトはいらないんじゃないか。

お金もかからない。
朝の手間もない。
管理するものもひとつ減る。

そして現在、
最後の一組が私の目の中に入っている。

中堅と呼ばれるようになっても、
現場仕事からは、なかなか足を洗えない。

思えば、最初にコンタクトを買ってもらったのは、
試合中にボールが当たってメガネを壊したからだった。

「メガネを壊さないように」

ずいぶん言われた記憶がある。

大人になっても、変わらない。

空になったケースは、
型番を忘れないようにまだ取ってある。

息子たちは、絶賛ラーメンに夢中だ。

熱々の丼から、湯気が上がる。

ああ。

このときばかりは、
コンタクトに分がある。

この記事を書いた人
なすちゃん

はたらき、そだてて、ときどきあそぶ。

仕事にはわりと全力。
休日はマイクラで理想の暮らしをコツコツ設計中。
現実では、冷蔵庫の中身と相談しながら、その日の最適解を探しています。

仕事のこと。子どもたちのこと。
自分でもよくわからない、自分のこと。

毎日の中で妙に心に残ったことを、
食べものに着地しながら書いています。

どんな日も、食べていれば大丈夫。

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